「FABRICの製作 一からの挑戦」 
 
1990年のブランドスタートから、SEAMLESS(丸胴) 旧丸編み機を手がけ改良を重ねてきた。
縦方向のテンションと横方向のテンションの大小の違いが生地の雰囲気を作り上げる。
いわゆる顔の良さに拘り続けた。


ヴィンテージのスウェットシャツには、デニム同様一見回避されがちな
「ネップや生地の歪み、ねじれ、ガサ感、度詰め具合」など、均一に整った美しさとは相反する要素がある。
これらは経年変化により発生し、さらに「良い味」となり愛着にもつながっている。


経年変化こそが、ヴィンテージの醍醐味であると考えるGround-Allsは、
リアルヴィンテージを再現させるにあたりこのバランスを追求し、
旧丸編み機を改造し何度も試作を重ね、縦と横のテンションのかけ方など、
完全オリジナル丸胴、唯一無二の Vintage FABRIC を創り上げた。


生地表面の天竺にはしっかりと畝が見られ、個性的な独特の表情を醸し出している。
裏起毛は保温力と心地良さを追求する為、ブラッシングの程度を試行錯誤し、
リアルヴィンテージに近い状態にも拘った。


綿糸特性、生地染めの発色、丸編みのテンション、裏起毛のバランス、縮み、ウエイト
それぞれのバランスを研究し、追求した。





「Ground-Allsが考えるヴィンテージスウェットシャツとは。」 
 
1989年にSILVER STONEは、アメリカからあらゆるヴィンテージを直接輸入し販売していく上で
Real Vintageを分解、研究を重ね、Real Vintageを忠実に再現することを目指した。

リアルヴィンテージには、アンティーク家具やアンティークジュエリーに共通し、
そこには時代背景や歴史が刻まれ、説明がつかない不自然な魅力がある。


「ネップや生地の歪み、ねじれ、ガサ感、度詰め具合などの不自然な魅力こそが、Real Vintageと考える。」


スウェットシャツを製作するにあたり、オリジナルのFABRICを作る事から始め、
”KING of SWEATSHIRT”と称され希少性の高い、フリーダムスウェットシャツ、
ラグラン将軍考案と言われているラグランスリーブスウェットシャツを製作。

デニムと同じ様に着込むことにより着る人の体に沿い、変化し、
唯一無二のオリジナル性が生まれる。

Ground-Alls拘りの柔らかすぎず硬すぎない、着込むほどに風合いが楽しめる
Seamless(丸胴)cotton100%ヘビーウエイトのスウェットシャツを完成させた。